「カンニャボ」は、福島県阿武隈地方の桑畑に棲息するキセル貝の一種です。
福島県の郡山地方では、古くより健康食品として伝えられてきた貴重で不思議な貝です。
この貝を特殊な加工法で製品化したものが、今話題の栄養補助食品「カンニャボ」です。
  • 桑の葉。
  • 収穫直後のキセル貝。
  • 元気に活動している様子。

  • キセル貝の成分は、軟体動物特有のタウリン成分を始め、幾多の成分を含んでいるのが特徴です。下記の成分表の種類は主な成分であり、この他、多種の成分が含まれています。

    現在は、キセル貝が棲息しやすい古木、伏れ木が失われ、里に流れ下り、桑畑にすみついたといわれている。桑の葉と枝の肥土となる前のものをキセル貝は食用とする。キセル貝は日陰を好む蜷貝で、桑園は夏は桑葉で日陰になり、冬は有機物の下で越冬することができ、棲息の条件は完璧である。桑園は、昔から有機物の入るところであり、常に乾燥しているので落雷もないところから、「桑畑、桑原(くわばら、くわばら)」と逃げ込んだという、まじないのことばも、その辺からきているらしい。
    キセル貝の成分表 (100g)
    エネルギー 72kcal
    水  分 1.5g
    タンパク質 9.8g
    脂  質 1.1g
    炭水化物 5.8g
    灰  分 81.8g
    カルシウム 32,000mg
    ビタミンE 42.6mg
    グリコーゲン 1.22g
    タウリン 7.14mg
    • 「キセル貝」・桑の葉については「郡山市遊休桑園活用組合」のホームページにも掲載されています。そちらも併せてご覧下さい。(こちら)